1.1.2.3.5.8.13.21.34.55.89.144.233.377.610・・・・・
いったい何なのかというと、フィボナッチ数列と呼ばれるものです。
よく見てみると、今ある数字と一つ前の数字を足しているのがわかると思います。
1+1=2 1+2=3 2+3=5 3+5=8 5+8=13
8+13=21 13+21=34 21+34=55 34+55=89
『で、だからどうしたの?』
という声が聞こえてきそうですが、さらにもう一つ。
次は、一つ前の数字を割ってみます。すると、値が大きくなるにしたがって、0.618に収束していきます。
表を見るとわかりますが、N8以降では、0.618にしかなりません。
※スマホの場合は右にスワイプすると、N8以降が見れます。
N | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
フィボ数 | 1 | 1 | 2 | 3 | 5 | 8 | 13 | 21 | 34 |
N/(N+1) | 1 | 0.5 | 0.67 | 0.60 | 0.625 | 0.615 | 0.619 | 0.618 | 0.618 |
N/(N+2) | 0.5 | 0.333 | 0.4 | 0.375 | 0.385 | 0.381 | 0.382 | 0.382 | 0.382 |
N/(N+3) | 0.333 | 0.2 | 0.25 | 0.231 | 0.238 | 0.235 | 0.236 | 0.236 | 0.236 |
さらにさらに、2つ前の数字を割ってみると値は0.382に収束していき、3つ前だと、0.236に収束していきます。
上の表で赤文字になっている9番目を例にしてみます。
9番目のフィボナッチ数列は、34です。
34の1つ前の数字である21を割ります。
21÷34=0.618
次に、34の2つ前の数字である13を割ります。
13÷34=0.382
34の3つ前のフィボ数は8なので割ってみると。
8÷34=0.236
そしてこの0.618・0.382・0.236という数値が黄金比率と呼ばれているものです。(1.236・1.382・1.618もです)
この数字で相場がどのように動くかを考察できるわけですが、後々お伝えします。
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・自然界はほとんど黄金比率でできている
ヒマワリの種の並びや貝殻の形、天の川銀河の形までもがフィボナッチ数列(黄金比率)で形作られています。
画像を見てみるとわかると思いますが、ヒマワリの種の位置はらせん状になっていますね。
反時計回りのモノと、時計回りのモノがあるのがわかると思います。
このように、ヒマワリの種は反時計回りと時計回りで成り立っています。
そして、時計回り反時計回りの線の数は3つあります。
時計回りの線の数が21本の場合は、反時計回りの線の数は34本。
時計回りの線の数が34本の場合は、反時計回りの線の数は55本。
同じく、55本の場合は反時計回りが89本。
どんなに大きいひまわりだろうが、小さいひまわりだろうが、この3パターンしか存在していません。
21→34
34→55
55→89
先ほどの表でもあった、フィボナッチ数列にぴったりですね。
なぜ、このような形になったかというと、この形だと種を最大限につけることが出来るからです。
仮に、縦と横に並べてみると、種と種の間に隙間が出来てしまうため多くの種をつけることが出来ません。
効率的に種を蓄える方法として、ヒマワリが出した答えが黄金比率という事です。
次にこういったものを作ってみました。
正方形の中にある数字は一片の長さです。
フィボナッチ数列で書いてみました。
次に、下図のように曲線を結んでいきます。
さて、これはいったい何でしょうか?
何かに似ていますね。
貝殻だけでなく
台風や銀河までもΣ(・□・;)(M51子持ち銀河)
まさに、神の数式と言えるはずです。
他にも、DNAの配列やピラミッドの構造もフィボナッチ黄金比率から成り立っているようです。
・投資でも使われるフィボナッチ黄金比率
自然界には、色々な所で見られるフィボナッチ数列ですが、株や為替などの投資にも使われています。
どうして相場でも用いられるのかというと、相場は誰が作っているかというと、人ですよね。
数えきれないほどの人達の思惑が、今の価格を作り出しているわけです。
そもそも、人間というのは自然界の一部ですね。
その自然の一部である人間が相場を作っているならば、フィボナッチ黄金比率も使えるのでは?
というところからきているようです。
投資では、フィボナッチというと色々なやり方があるのですが多くの人が使っているのが、『フィボナッチ・リトレースメント』と呼ばれるものです。
フィボナッチ・リトレースメントでは、以下の数値が良く使われます。
0%
23.6%
38.2%
50%
61.2%
100%
僕の場合は、大きな数字を追加しています。
-61.8%
-38.2%
0
23.6%
38.2%
50%
61.2%
100%
138.2%
161.8%
どうして大きな数字を追加しているかというと、大きな足で見ることもあるので追加しています。
これも後々MT4で説明します。
まずは今日のポンド円を見てみます。
画像は2019年12月24日(火曜日) 日足
9月3日から上昇が始まっているので、ココを起点にしてから9月20日の赤い×印までフィボを引きます。
すると以下のような図が出来ます。
フィボ100%のところから、61.8%まで下げて、その後急騰して、-61.8まで上昇。
その後。-38.2%とー61.8%の間でレンジになっています。
その後、148.00円まで上昇して、9月24日現在は、141円後半で推移していますね。
ちょうど、-61.8%です。
フィボナッチの数値でローソク足が反応しているのを見ると、このフィボナッチは有効と言えますね。
これから相場はどうなるのか?
それを考察してみます。
次に週足で見てみます。
ここからは、僕のやり方ですがこのフィボナッチはちゃんと機能しているのでこのまま使用しますが、-61.8より先がありませんね。
なので、フィボナッチを移動させます。
50%のラインを、レンジになっているところまでもっていくと以下のような形になります。
ここで気になるのが、-61.8%のラインが、2019年3月10日の高値付近に来て、その後下落しています。
恐らく相場に参加しているみんなが、注目しているポイントになっているはずです。
さらに、来年の1月にはイギリスのEU離脱が濃厚になるとのことなので、もしかすると、ここがポンド円の売り時なのかもしれません。
と、大まかですが来年のポンド円の考察が出来ました。
これはあくまでも個人的な考えです。
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・まとめ
神秘的なフィボナッチについてお伝えしました。
自然界から投資まで幅広いところで活用されていて、とても身近な存在なんですね。
ぜひあなたも自分で数列を並べてみてください。
とても面白いと思いますよ(⌒∇⌒)