10連休あったゴールデンウィークもあっという間に過ぎ去りましたね。
家族で出かけたり、旅行したり、家でのんびりしたり、一人旅など、普段できないことや行けない場所に行って、楽しまれた方も多いのではないでしょうか。
僕はというと、どこにも行きませんでした。
GW期間中というのは、どこもかしこも人が多すぎるのです。笑
そもそも、人混みというのが嫌いな性格なので、GWは早く過ぎ去ってほしいと個人的には思っています。
そんな10連休も過ぎ去り、いつもの現実に戻されていく気分になってはいないでしょうか。
僕は正社員で働いていたころ、奇跡的に休みの日があるとその休日のお昼はうれしいし、楽しかったのですが、夕方になるといつも憂鬱な気分になりとても嫌だった記憶があります。
・明日は意味の無い会議に出席しなくてはいけないのか
・明日はどうせ早く帰れないのだろう
・次の休みはいつになるのか
・意味の無いサービス残業をしなくてはいけないのか
常にそんなことを考えていました。
僕の考えていた上記の事は、世間一般的に言えば、『甘え』と言われることでしょう。
しかし、本当にそうでしょうか?
会社で働けば必ず会社の方針に従わなければいけないし、『サービス残業が嫌だ』と言えば、『周りのみんなはやっているし、今までもそうしてきたのだ』とわけのわからない、暗黙の了解を押し付けてくるのです。
それが会社(組織)というものです。
『サービス残業が当たり前』『休みなしで当たり前』『上司より先に帰るやつは気が利かない』
そういった会社は、今でもあるのではないでしょうか。
どうやらサービス残業をやることに誇りを持ち、休みなしで働く事に誇りを持ち、どんなに嫌な上司でも顔を立ててあげるのが社会の常識という事のようです。
ぼくにはそんな社会の在り方に疑問を持ち、ドロップアウトしたのです。
もちろん、たくさん残業する意味・休みなしで働く事の意味・上司の顔を立てる意味。
何故そうしなくちゃならないのか?
その意味も理解は出来ましたが、それを定年まで続けていくとなると、話は別です。
僕は、『公』より『私』を選んだわけですね。
公というのは、世間体や会社(組織)です。
私というのは、自分です。
公では、会社という組織で働いてお給料を貰うわけですので、私を優先できませんね。自分を優先できる組織などこの世に存在しないのです。
これはおかしいな。こんなのは理不尽だ。絶対に間違っている!
と思っていても、会社という組織で働いている以上、自分の好き勝手に行動したり、好き勝手なことを言ったりすることは、常識から外れている。と思われるはずです。
会社という組織では、必ず同僚や上司、社長などがいますので、みんなの事を考えながら、相手の顔を立てながら、言葉を選ぶという事がとても大事になって来るでしょう。
私というのは、すべて自分で決めるという事です。
これがしたい。あれもしたい。
全て自分で判断して行動するわけです。
赤の他人から見ると、
『そんなのはただの我がままだ』
そう思われるのかもしれませんが、果たして本当にそうなのでしょうか?
僕はサラリーマンで働いていたころ、いつも感じていたことがあります。
それは、『会社員というのは、会社から貰えるお給料を目当てに仕事をしている』という事です。
お給料を貰うために・毎日の生活を過ごしていくために、サラリーマンとして働いているのだな。
理不尽なことが起こっても我慢。
サービス残業させられても我慢。
こんなこと間違ってる!と思っても我慢。
休みなく働かされても我慢。
次第にその環境にも慣れていき、終いには、『会社員とはこういうものだ』という変なプライドを植え付けられていくのでしょう。
毎日毎日そう感じながらサラリーマンをしていた記憶があります。
しかし、よくよく考えると、おかしなことではないでしょうか?
どういうことかというと、『生活のため、お金のために会社で働く』ということは、『私』という考え方ですね。
もっと言えば、普通に働いて給料を貰えるのならば、
理不尽なことが起こっても我慢。
サービス残業させられても我慢。
こんなこと間違ってる!と思っても我慢。
休みなく働かされても我慢。
果たしてこれは会社にとって良いことなのでしょうか?
確実に間違っていますね。
もし仮に本当に会社で働く事が好きならば、会社の行っている不正は確実に正すべきなのです。
これが『公』の考え方ですね。
しかし、サラリーマンというのは、結局は『私』を選んでいるため、会社が不正を行っていたとしても、見て見ぬふりなのです。
『公』でいないといけないはずの会社(組織)の人間が、『私』を選んでいるのです。
これが本当の『甘え』という事のようです。
僕はこういった会社(組織)の考え方が嫌で、自分で稼いで暮らしていくという道を選びました。
もし、あなたがこういった矛盾に気づいているのであれば、今のうちに対策を打たなくてはいけませんね。
それは、自分が働いている会社の不正を少しづつ改善していくか、あるいは、自分で稼いでいくか。
ここで言う不正というのは、あなたの考え方に沿っているか?という事です。