『所詮、自分の人生なんてこんなものだ』と考えるのは間違っています。
『あの日あの時、ああしておけば・・・』
『あの人みたいにカッコよく(カワいく)なれれば良かった』
『自分の今までやってきたことって無意味なのかな』
『お金持ちの家に生まれればこんな事にはならずに済んだ』
と、考えれば考えるほど出てきますね。
これって、あなただけではありませんよ。
誰だって一度はそう考えてしまう事があるのです。
まず『所詮、自分の人生なんてこんなものだ』と考えてしまうということから、考えてみませんか。
なぜ、『所詮、自分の人生なんてこんなものだ』と考えてしまうのか。
他人と自分を比べたりしていないでしょうか?
他人とは、周りの友人・知り合い・会社の同僚・それから、テレビに出ている年の近い有名人・芸能人など。
他人と自分を比べてしまうと、その先には何があるかご存知でしょうか。
ひがみ・妬み・嫉妬・怒り
これはすべてネガティブな考えですね。
たまに、現場帰りで作業着姿をしてコンビニの駐車場で、酒を飲んでたむろしている年配の方々を見る機会があります。
愚痴や妬み嫉妬怒りを大声で語り合う姿を見て、『絶対にああいう感じには、なりたくない』と強く想ったのです。
どうしてかというと、『他人と自分を比べて、自分をよく見せるために陰口を叩いているのだな』と思ったのです。
他人と自分を比べて『自分は劣っている』と、思うこと自体に意味がありませんね。
時間・労力の無駄と僕はそう思います。
しかし、こんなこと言っている僕も10代のころは他人と自分を比べてしまうことがありました。
正確には20代前半までありました。情けない話です。
『なぜあの人は自分より、人気があるのか?』
『なんで自分だけ理不尽な扱いをうけているのか?』
と、今では考えられませんが、確かにその時はこう思っていたのです。
その考えかたが悪化していくと、『なんだこいつ、むかつくな』と、どんどんどんどん疑念が出てきます。
ついには、先ほど登場した年配のおじさんのように、愚痴・陰口・嫉妬・怒りを爆発させることしかできなくなっていたのです。
しかし、立場が逆になったとき、僕自身が陰口や妬みひがみの対象になったときに気づいたことがあります。
『僕も昔こういう風に陰口を言って、酒の肴にしていたな』
と気付き、過去の行いを悔い改めることが出来ました。
もちろん今でも、たまにイライラして愚痴をこぼしそうになる時もありますが、そうなったときにすぐに切り替えるようにしています。
『やばい、やばい。今のは俺らしくない』
と言い聞かせたりしています。
それはどうしてかというと、他人と自分を比べて生きていくと、現場帰りで作業着姿をしてコンビニの駐車場で、酒を飲んでたむろしている年配の人のようになってしまうからです。
そもそも、他人を意識している時点で自分の人生を他人に捧げているようなものです。
せっかくの人生です。
他人のいう事にいちいち耳を傾けていても意味がありませんね。
自分のやりたいことに集中する。
○○さん、あなたへの手紙です。
何かあれば連絡くださいね。