年末年始の挨拶は大切なものですね。
それがメールだとしても重要なものです。特に会社ではメールで取引先に挨拶をすることも多いかと思います。
そのためしっかりとした文章で送り、年末の締めくくりと新年からのお付き合いを円滑に進めるものにしたいところです。
そういった年末年始の挨拶を例文を交えてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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・年末年始挨拶メールの注意点
年末年始挨拶メールを送る場合の注意点としては2つあります。
1.季節の挨拶から書く
季節の挨拶は必ず書きます。
そもそも季節の挨拶ってなに?という感じですが、例えば一月なら『初春』とか『新春』から始まります。
拝啓 初春の候、新春のお喜びを申し上げます。
平素は格別のご厚情を賜り、厚く感謝いたしております。
といった感じです。
2.なるべく個人名で送る
宛先は1人にし、○○様と宛名を入れます。
宛名を「お取引先様各位」などとして一斉送信する方法もありますが、業務的になってしまい人間味がありませんよね・・・
次に、年末の挨拶を書く場合の注意点は3つです。
1.今年の感謝の気持ちを書く
1年間お世話になったことに対する感謝の気持ちを内容に含めます。
2.年末年始の休業期間を書く
文面には年末年始の休業期間を案内する内容を含めます。
3.来年のお付き合いをお願いする言葉で結ぶ
メールの最後に「よいお年をお迎えください」と添え、来年のお付き合いをお願いする言葉で結びます。
年始の挨拶メールは、送るタイミングが大切です。
1.松の内に送る
新年のメールは松の内である1月7日までを目安に送ります。
営業開始日以前のメールでは営業開始日の案内も行います。
・年末・年始挨拶メール例文
年末挨拶メール:例文
件名:年末のご挨拶
株式会社○○ ○○部 ○○様
いつも大変お世話になっております。
株式会社○○の○○です。今年も残すところわずかとなりましたが、 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
○○の折には◯◯様のお力添えのおかげでつつがなく業務を進めることができ、 心より感謝しております。
来年はより一層お役に立てるよう励む所存ですので、 引き続きご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。なお、弊社は年内12月○日(曜日)まで通常通り営業いたします。 新年は○月○日(曜日)より通常営業を開始いたします。
以上、メールで恐縮ではございますが、年末のご挨拶とさせていただきます。
どうぞ、よいお年をお迎えください。新年も何卒宜しくお願い申し上げます。
年始挨拶メール:例文
件名:年始のご挨拶
○○株式会社 ○○部 ○○様
謹賀新年 株式会社○○の○○です。
旧年中はいろいろとお世話になり、まことにありがとうございました。
本年は昨年以上に○○株式会社のお役に立てるよう最大限の努力をする所存ですので、 変わらずお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。
また、今年は昨年以上にご満足いただけるサービスをご提供していく所存ですので、 変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。なお、弊社は1月○日(曜日)より平常通りの営業を開始いたします。
何かありましたら、私○○まで遠慮なくご連絡下さい。メールにて恐縮ですが、貴社益々のご発展をお祈り申し上げ、 新年のご挨拶とさせていただきます。
平成○○元日
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・使ってはいけない書き方
ビジネスメールで正しい言葉使いをするのは当たり前のことです。
しかしながら年末年始のメールというモノは、普段使わないために使い方を誤りがちな言葉があります。
失礼という印象を与えないために、使ってはいけない2点は最低限覚えておくべきです。
1.元旦の使い方
新年の挨拶に使われる元旦という言葉は、1月1日の日の出までを指します。
そのため、1月1日であっても日中~夜に送るメールに元旦と記すのは誤りです。
日中から夜に送るメールには元日(がんじつ)という言葉を選びます。
2.目上の方に2文字の賀詞はNG
新年を祝う言葉を賀詞(がし)と言ったり、祝詞(しゅくし)と言います。
その中でも良く目にする迎春・賀正といった2文字の賀詞は目上から目下に向けて使われる言葉です。
なので、取引先や上司に送るメールに記すのはやってはいけないのです。
謹賀新年・恭賀新年などを選ぶか、謹んで新春のお慶びを申し上げますなどと記します。
・まとめ
仕事関係者に送るメールの中でも、大きな節目の挨拶として重要な役割を果たすのが年末年始の挨拶メールです。
業務的になりすぎず、1年間の感謝や新たな年のお付き合いを願う気持ちを込めることが大切です。