どんな会社にも”頭が固い”人というものはどこにでもいますね。
しかもなぜか中途半端なお偉いさんたちに多いようです。
若い人が新しい企画を考えたとしても、簡単には首を縦に振ることはせずに時間だけが過ぎ去ってしまう。
なぜお偉いさんほど頭が固くなるのでしょうか。
本当に不思議です。
はっきり言ってしまうと
そんな”頭が固い”人のために努力しても無駄に終わるという事をお伝えします。
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・新しい発想を持っている人がリーダーにならないといけない
大企業では特に多いと思いますが、
能力がない人間でも上司の推薦によりリーダーが決まるような組織の中にいると
新しい発想を持ったリーダーは生まれないということが分かっています。
リーダーは新しい発想が出来る人が良いと言えます。
特に今のような変化の激しい時代では、新しいことを取り入れてみることが出来なければ
すぐに衰退していくのは明らかですよね。
新しい発想が出来る人が組織にいるだけでポジティブな変化も与えてくれるし、そのようなリーダーに対して誰でもついていきたいと思うものです。
会社の社長が堀江貴文だったらいいのにと考える人も多いのではないでしょうか。
ビジネスの場においてはそんなリーダーの方が良いわけです。
しかし、僕たち人間が持っている固定概念では、新しい発想が出来る人と言われると社会の常識や世間体にとらわれることなく自由で好き勝手にやっている自分勝手な人。
そんなイメージがあると思います。
企業が嫌いな人材がこのようなタイプです。
管理職になってから新しい発想を取り入れるようになったり、自分で創業した人は別ですが
下からはい上がってトップになる場合には、自分らしさを隠さないと上に上がれないわけです。
面倒くさいもんですね。
・組織の中では新しい発想を持ってはいけない
普通に考えたら、新しい発想を持ちそれでいていいアイデアを出している人であれば能力も高くリーダーとして向いていると思いますよね。
ところが、組織の中ではそうではないという研究結果があります。
ある研究で
『会社の中で起こりそうな問題をあなただったらどのようにして解決するか』
という課題を提案したところ
新しい発想をもって解決する人よりも従来のやり方で解決する人の方が圧倒的に支持されたという事です。
これはよく考えてみるとなるほどなと思いますが
会社で働きたいと思う人のほとんどは、会社にぶら下がって生きて行こうとしているわけですから、新しい発想をする人を好きなはずがありませんよね?
安定か?安定か?という考え方を持っていて、変化を好まない人たちが集まっているのが会社という組織なので、その人たちの多数決により選ばれているリーダーは新しい発想を持っていない。
と言う事が出来るわけです。
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・組織ほど現状維持を好む
また、別の実験では参加者の人達に
『航空会社が乗客からもっと利益を上げるためにはどうすればいいか』
という問いに答えてもらいました。
その際、プレゼンをする参加者の人たちの半数には新しいアイデアを出すようにお願いし
残りの半数の人たちには世の中に溢れているアイデアを出すようにお願いしました。
その結果、新しいアイデアを出してきた人たちの解決方法よりも世の中に溢れているアイデアを出してきた人たちの解決方法が人々に受け入れられたという事です。
つまり、新しいアイデアを出すとリーダーとしては認められないという事です。
どんな会社という組織でもあることですが、新しい発想で頑張っている人がいても結局は『変わり者』とみなされ、働いていない人が出世してしまう。
その理由は上記の事のようです。
組織というモノは、結局は現状維持を求めているものです。
組織の中で新しいことをしたいのであれば、ある程度上に行かないと出来ないものです。
もともと人間というものは、守りに入る生き物です。
新しいことなどは危険を察知してしまうのでこれはどうしようもないことなのかもしれませんね。
・頭の固い上司に好かれる必要は無い
組織というのがいかに現状維持を好んでいるのかが分かったと思います。
その結果、新しいことを好まない”頭の固い”お偉いさんたちが誕生していくわけです。
そんな組織の中で、頭の固いお偉いさんに嫌われようならば良い生活を送れるはずもありませんよね。
なぜなら彼らは、『現状維持を好む』わけです。
という事は、『俺は変わらないで良い』と考えているという事です。
そんな人の機嫌を取るために、努力したところで意味などあるのでしょうか。
頑張って機嫌を取ろうとしても相手は考えを変えてくれません。
頭の固い上司の元で、骨をうずめる覚悟で働くというのはある意味大切な人生を無駄にしていると言えます。
自分の人生ですので、そんな人のために時間を使いたくはありませんね。
お互いに気を付けたいものです。